クローズZERO II

待望の続編、登場

話題を巻き起こしたクローズZERO、その続編が2年後の2009年に公開された。およそ2年後の公開とだけあって、どのような展開になるかを多くのファンが待ち望んでいた。それもそのはず、原作のある漫画作品を実写映画して危惧されるポイントがない、完全オリジナルストーリーとなっているだけに続編がどうなるのか純粋に楽しめる人が多かったからです。結果として、こちらの続編『クローズZEROⅡ』も興行収入30億円を突破している。映画とすれば大成功に部類される方だ。

その肝心の内容についてですが、前作からおよそ8ヶ月後の物語が舞台となっています。かつての時代、抗争による抗争の果てに二度と争わないと協定が結ばれていたはずの他校との戦い、鈴蘭と因縁のある鳳仙学園が協定を破って全面的な抗争を仕掛けてきたことから、物語は始まります。またしても血で血を争う戦いが繰り広げられる中で、源治と多摩雄、そして林田の三人を中心とした物語が展開していく内容だ。

ただ今作の始まりは非常に暗雲立ち込めた内容となっている。それというのも、ラストでリンダマンに敗北した源治の冷静さを欠いた行動と、源治率いるG.P.Sとの抗争後に恐ろしいほどの沈黙を貫いている芹沢軍団という異様な雰囲気が冒頭から発せられています。

不良だった方は見てみてください

作品概要

前作からおよそ8ヶ月後の話になっているクローズZEROⅡでは、序盤から源治の暴走、多摩雄の沈黙、そして新たな勢力としてかつて鈴蘭との間で起きた血の抗争以降、休戦協定が結ばれていた鳳仙学園との戦いが焦点になっている。まさに三すくみの戦いになるわけだが、源治は源治で前作のラストでリンダマンとの戦いに敗れて以降、焦りを感じながら彼との戦いに執着しているという、グダグダな展開から物語は始まっていきます。

では今作のあらすじも、簡単に見ていこう。

あらすじ

G.P.Sの旗揚げに成功し、さらに鈴蘭学園の中で最大勢力と目されている芹沢軍団との抗争にも勝利した源治。しかし最後の最後に待っていた下級生の林田恵ことリンダマンとの頂上決戦において、超えられない壁を感じさせられた上に、完膚なきまでに敗北を喫してしまう。頂上まであと一歩のところで味わう屈辱に、源治はリンダマンとの再戦を要求した。しかし林田は、例え頂上を獲得したとしてもその先はない、卒業すれば何もかも無くすだけだという事を理解していたため、源治のことを相手にしなくなってしまう。

激動から8ヶ月が過ぎた頃、卒業を控えている源治はグループのことなどいざ知らず、リンダマンとの戦いに固執するようになっていた。顧みないリーダーの行動にG.P.Sは空中分解寸前の、解散危機に追い込まれていた。また芹沢軍団も抗争以後は多摩雄の指示なのか、恐ろしいほどの沈黙を守り続けている。そんな2大勢力の有様に鈴蘭の一年生たちは自分たちを縛る上級生が何も言ってこないのをいいコトに好き勝手に暴れていた。

しかしそんな荒れ果ててまとまりを無くした鈴蘭に、最大の危機が訪れようとしていた。それはかつて休戦協定が結ばれて迫ってくるはずのない、宿敵校である鳳仙学園が協定を破棄して宣戦布告をしてきたのである。さらなる戦いが巻き起ころうとしている中、源治・多摩雄、そして林田の3人も否応なく抗争の渦に飲み込まれていくのであった。

昭和レベルの高校

あらすじだけ見てもらえれば分かりますが、以前から無秩序でしたが前作よりさらに混沌とした学園生活が描かれています。学生生活などという側面が全く無い中で、果たして彼らを学生と呼んで良いのか。源治は既に残るリンダマンに執着して、彼以外が目に入らなくなっている様子。対して多摩雄は多摩雄で、何も言ってこない異様な静けさを軍団全体に要求するなど、異質な雰囲気が劇中から伝わってくる。

G.P.Sはリーダーの独断専行による統一の乱れ、芹沢軍団は何を考えているかわからないまま沈黙を守る、2大勢力が沈黙を保つ中で好き勝手に暴れる一年生と、もはや動物園だ。大半がチンパンジー以下の知能指数でしか物事を見ることが出来なくなっているため、もはや文明的な生活とは言えなくなっている。

こうした学園生活を見て憧れる、なんて人はいないだろう。統一の取れていない、好き勝手に自分たちのしたいようにするというのは、本当は後からとんでもないしっぺ返しを受けるものだ。かくいう筆者の中学時代、一時期は私学の厳しい校風でありながら暴れていたクラスに所属していたせいで、勉強が進まないという事態に見舞われたこともある。そういう意味では、クローズZEROの高校は現代ではなく、昭和時代の古めかしい落ちこぼれた高校生活が描かれているといえます。

たのしいヤンキー

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注目ポイントは

前作では源治の台頭、多摩雄との勝負がテーマになっていますが、今作では肝心の主役たちが周りを統括するという役割を完全に放棄しているため、混沌とした状況に陥っていた。物語がそもそもの統一感を保っていないところを、さらにまとめ役不在というとんでも状況からスタートしているので、誰かなんとかしてください状態になっています。