脇を固める人物

主要人物が濃ければ脇も当然

主役格三人を見てもらえばわかると思いますが、誰も彼もがとんでもなく強い、というよりも高校生とはいえない化物めいた強さを持っています。源治のように既に裏社会の人間として英才教育されている者もいれば、またアウトローという社会の一歩手前で踏みとどまっている者もいる。鈴蘭高校に所属している生徒で、どれくらいが非行ではなく不良の段階で留まっていられるかが心配の種だ。先にも言ったが、今作でも不良ではなく非行と言われてもおかしくない所業を行っているので、見ている人の中には嫌悪感しかないと感じる人がいても可笑しくないのです。

クローズZEROは主役もそうですが、その脇を固める人物にも着目してみると、非常に濃いキャラクターが多く集結している。源治の登場で彼の中に何か見える物があると悟って、新たに組織を立ち上げて付き従うものが出てくれば、それに呼応するように源治を潰そうとするものもいた。

また源治に倒されたからといってイチャモンを付けようとしたら返り討ちにあい、逆に友情を築いてしまったというような人物までいる。言ってしまえば、源治もまた類まれなカリスマ性を備え持った逸材なのは言うまでもない。芹沢多摩雄も林田恵もそうだが、全員が全員に不良たちをさらに引き寄せる何かを持ち合わせているのです。

不良だった方は見てみてください

彼らに惹かれる登場人物達

源治の場合

田村忠太

源治が自身のグループを作ろうとしていたところに、転校生という肩書を見て最初にタイマンを持ちかけるも、手も足も出なかったが後に惹かれて仲間となる『田村忠太』がいる。不良だが愛嬌のある性格をしているので、源治率いるグループではムードメーカー的な役割も担っている。喧嘩はさほど弱くはないが、源治クラスになると分が悪いだけに、トップの実力がどれほどのものかが見て分かるはずだ。

伊崎瞬

鈴蘭高校の中でも特に智将としての才覚を見せていたのが、『伊崎瞬』という3年D組の頭を勤めていた人間だ。彼もまた最初は源治のことをよく思っていなかったが、彼の言う喧嘩理論を鼻で笑い、戦争という物がどんなものかを教えこむように、数の勝負で源治を攻撃していく。大多数の群れに襲われながらも最終的に自分の元へ辿り着いた源治を見て、何かを感じた瞬は彼の下、その右腕として機能することを決断した。

キレ者だが本人も喧嘩が強く、文武両道なキャラクターとなっている。

牧瀬隆史

顔に大きな十字の傷跡を残す『牧瀬隆史』は仲間を裏切らないことから、信頼できる相手として鈴蘭でも一目置かれていた。例えどんなに敗北してもそのグループに与することなく、必ず戻ってくることから来ていた。ただその裏切らない代わりに、裏切られないとはいかなかった。それを象徴するように、女性関係がうまくいかず悩んでいたところに源治が合コンを設定する。しかしそれも虚しく失敗してしまうが、源治の人間性に惚れ込んだことから彼を頭にしようと決意してからは共に行動するようになる。

多摩雄の場合

辰川時生

多摩雄の下で軍団のNo.2となっている『辰川時生』は、多摩雄とは中学時代から続いている友人でもあった。軍団においても特別な地位を維持していたが、本人は病気持ちとだけあって、あまり戦いには参戦しなかった。今作でも抗争時には命に関わることだったため、入院生活をしていた。多摩雄もこのことは知らなかったが、抗争後には無事に退院している。不良だが、家が金持ちでブランド物の服を多数持っているなど、親の資産力とどうしてこんな学校にいるのかが疑問に思える人物でもある。

戸梶勇次

軍団のNo.3で自称策士というだけの頭脳を持つ『戸梶勇次』、彼は伊崎瞬と典型的と言えるくらいの天敵だった。勝つためならば手段を問わない、そう罵るほどに何をするにしても数を持って制圧すればいいとすら考えているほどだ。そうした卑劣な手を考えているだけに、同じ立場の伊崎は彼のことを毛嫌いしている。

たのしいヤンキー

片桐拳について

学生ではないが、後に源治と深く繋がったせいで鈴蘭の闘争にに巻き込まれて災難な目に遭遇してしまうキャラクターが、『片桐拳』だ。彼は今作において重要なサブキャラクターとして登場する、そして源治とはこれまた最初から敵同士としての出会いから始まります。

彼にも舎弟がいましたが、あるものの攻撃によって完膚なきまでに倒されてしまった。犯人は多摩雄だったが、そのことを知らない拳は源治こそ自分の大事な弟分を負かした元凶として襲いかかります。しかし圧倒的な力で源治は勝利し、片桐は返り討ちにあってしまうのだった。その後、間違いだったことに気づいた後は、源治と親密になっていきます。ですが彼が所属している矢崎組では、敵対する滝谷組の息子を亡き者にして宣戦布告しようと企んでいた。

仁義と友情に悩まされた結果、友情を重んじた拳は滝谷からの計らいを受けてその生命までは取られなかった。